高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ関東2020が9月5日(土)、6日(日)に開幕し、日立柏総合グラウンドなどで4試合が開催され、各地で熱戦が繰り広げられました。
柏レイソルU-18 3-2(前半2-1、後半1-1)大宮アルディージャU18
昨季プレミアリーグEASTで2位となっている柏レイソルU-18(千葉)は、ホームの日立柏総合グラウンドに大宮アルディージャU18(埼玉)を迎えました。新型コロナウイルス対策として無観客で開催された試合でしたが、久々の公式戦とあって選手たちの士気は非常に高く、開始から全力プレーを見せ続ける熱戦となりました。
序盤はどちらも気持ちの入れ込み方が裏目に出てしまう面もありました。柏のGK佐々木雅士選手(#1)からは「練習試合のときと変わらないのだから、いつも通りに!」という声が飛んだように、相手のプレッシャーを必要以上に感じてしまう選手も多かったようで、安全第一のプレー選択をしてしまったり、思わぬミスが出るシーンも目立ちます。
その中で先制点を奪い取ったのは柏でした。MF揖斐俊斗選手(#6)のCKから、DF前田大地選手(#5)が競り、最後はDF田中隼人選手(#18)が左足シュートを決めて、ゴールネットを揺らします。さらに柏は35分にも、相手DFラインの裏をついたFW中島舜選手(#11)がGKとの1対1からのシュートを見事に決めて、2点のリードを奪い取りました。
しかし、大宮もこのままでは終わりません。40分にはビルドアップからの見事な崩しで、最後はFW山崎倫選手(#14)のアシストからMF坂部祥大選手(#11)のゴールが決まって、1点差に詰め寄ります。ハーフタイムを挟んでも大宮の攻勢はゆるまず、54分にはFW柴山昌也選手(#10)のパスが相手DFに当たってこぼれたところを抜け目なく拾ったFW大澤朋也選手(#9)が同点ゴールを流し込みます。
振り出しに戻った試合でしたが、同点に追い付かれた直後の柏が反撃を結実させます。59分、交代出場のDF伊達由太嘉選手(#25)のクロスから、FW清水勇貴選手(#12)がヘディングシュート。これが見事に決まり、再び勝ち越しに成功します。その後は両チームに足がつる選手が続出する中で激しい攻防戦が続く展開となりますが、ゴールは生まれず。熱戦を制した柏が初戦を白星で飾りました。
そのほかの試合では、プレミアリーグ復帰組の対戦となる中でFC東京U-18(東京)が横浜F・マリノスユース(神奈川)にMF梅原翔琉選手(#7)の得点で1-0と勝利。横浜FCユース(神奈川)と流通経済大学付属柏高校(千葉)の試合は0-0の引き分け、浦和レッドダイヤモンズユース(埼玉)は市立船橋高校(千葉)にFW堀田真海選手(#9)のゴールで1-0と勝利を収めました。
大会期間:2020年9月5日(土)~2020年12月6日(日)