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「楽しんでプレーした結果が優勝につながった」髙木彰人選手(ガンバ大阪)インタビュー後編 JFAプレミアカップ2017

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U-15年代の日本一を決するJFAプレミアカップ2017が5月3日(水・祝)に開幕を迎えます。ガンバ大阪ジュニアユースの一員として2012年大会で優勝を果たし、大会MVPにも選出された髙木彰人選手(ガンバ大阪)より、U-15年代の選手たちに向けたメッセージをいただきました。

―髙木選手は高校2年生で、クラブ史上最年少となる公式戦出場を果たし、昨年はトップチームにも昇格しました。2年目を迎えたプロ生活の手応えはいかがでしょうか。

昨年はFWとしてあまり点が取れず、J3リーグで悔しい思いをすることが多かったです。自分のプレーヤーとしてのあり方をすごく考えさせられ、サッカー人生で一番悔しいシーズンだったので、シーズンが終わってから自分なりに反省していました。プロ2年目の自分の現状を考えると決して満足できるものではありません。しかし、失うものはないし、やるしかないという立場です。僕たち若い世代が、先輩たちを押し上げていかないとチームも強くならないと思っています。遠慮なくどんどん練習からアピールしたいですし、もらったチャンスを生かせるように常日頃から練習を頑張っているところです。

―これからの目標を教えてください。

今年はここまでトップチームで活動できているので、周囲の上手さに刺激を受けています。僕がいい動き出しをすれば、ガンバにはしっかりとパスを出してくれる選手もいます。アウェイのAFCチャンピオンズリーグの江蘇蘇寧戦でフル出場できたことは大きな一歩だと思いますが、引かれた相手に対してどう点を取るか、どう自分を生かすかが課題だと思いました。ただ、ジュニアユース時代から僕らは引いた相手に対する崩しは常に意識してきましたし、後はそれをトップで発揮したい。得点という結果を残せないとやはりトップチームでは試合に出続けることは難しいですからね。

―再びプレミアカップについてお聞きします。最終学年で挑んだ2012年の大会では、見事優勝を果たしました。印象に残っていることを教えてください。

決勝の大宮アルディージャジュニアユース戦で4-1とリードしていたのですが、その後、大宮に反撃される展開になってしまいました。心のどこかで、隙を見せてしまいましたし、結果的にプレミアカップでは優勝できましたが、試合後に「世界では通用しない」と鴨川幸司監督から指摘されて、優勝後はすごく練習に集中して取り組んだことを覚えています。

―エースFWとして活躍した髙木選手は、大会のMVPにも選出されました。

あの大会では市丸(瑞希)の方がすごかったんですよ。MVPに決まった瞬間は「あ、オレか」って思いましたからね(笑)。でも、MVPに選んでいただいたことは素直にうれしかったし、チームとしても個人としても結果は出せましたからね。MVPになったことで僕自身も自信になりましたし、その後の日本クラブユースサッカー選手権(U-15)でもMVPになれました。

―今年のJFAプレミアカップに挑むU-15世代の選手たちにメッセージを。

中学年代で最初の全国大会ですし、最初にどのチームが日本一になるか注目されます。僕も楽しんでプレーした結果が優勝につながりましたし、ぜひ皆さんにも楽しんでもらいたいです。それにプレミアカップで仮にレギュラーになれなかったり、試合に出られなかったりしてもそこでサッカー人生が終わるわけではありません。負けたチームの選手にとっても、クラブユースや各地域の大会で、次は優勝してやろう、負けた相手に次は勝ってやるという気持ちも沸くはずです。そういう気持ちがないと絶対に上手くなれないと僕は思っています。切磋琢磨しながら、頑張ってほしいです。

JFA プレミアカップ2017

2017/5/3(水・祝)~2017/5/5(金・祝)
J-GREEN堺/大阪府
大会情報はこちら


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